街角植物観察日記47 佃二丁目菅野さん 「サルスベリ」
おでかけtrip
街角植物観察日記47 佃二丁目菅野さん 「サルスベリ」
ミソハギ科の植物です。お盆に花屋さんで売られる、しかも花が枯れ々になっている、あの細長いシュッとした草です。お盆のお迎え火に水をパラパラと振りかける時や、和尚さんが、法須(ホッス)として使うあれです。姿形も花の形も全く異なるのにどこで同じ科として分類するのでしょうね?
このサルスベリ百日紅と書きますが、文字どおり、枝先に次々に蕾を着けて夏の間咲き続けます。
白花種は横に広がる性質のため、街路樹には適さないと教わりましたが、今では、品種改良され、街路樹にも使われるスッとした姿になりました。紅白交互に植えると楽しい景色になりますね。
サルスベリの名はサルも滑る程、幹の肌がツルツルで、床の間の柱(床柱)として珍重されます。同じ科でシマサルスベリと言う種類が最近出回っていますが、こちらの樹皮は特別取り上げる程ではありません。サルスベリは中国原産、シマサルスベリは日本(沖縄)原産です。清澄通りの初見橋交差点を南西に30メートル程進んだ、ビルの敷地に列植されています。サルスベリは新川のリバー通りに街路樹として見られます。見比べてください。