好美の幕末中央区30 一橋慶喜が住んでいた日本橋浜町
コラムcolumn
東京青年会議所(JC)でボイストレーナーの祖父江好美さんの連載コラム。
一橋慶喜が住んでいた日本橋浜町。浜町公園や、中央区総合スポーツセンターが在るこの辺りは昔、武家屋敷が立ち並ぶ場所でした。そこには一橋家下屋敷の、浜町下屋敷がありました!
12代将軍家慶は本当の息子以上に慶喜を可愛がっていたと云われています。慶喜は11歳になった1847年9月に「たって」と望まれ一橋家の養子に入ります。 この養子縁組を積極的に推進したのが家慶の父、一橋家出身の11代将軍家斉でした。家慶にとっても一橋家は大事な血縁。家慶が慶喜に会いに何度も訪れていたのがこのお屋敷です。この土地から将軍への道が進んでいくのですね。