東京かわら版Vol.11:寄席の鑑賞マナー?
コラムcolumn
月島三丁目「東京かわら版」
代表井上さん演芸コラム⑪ 佐久間編集長からお声がけいただき、毎月連載するご縁を頂戴しましたこのコラムも、もうすぐ1年となります。よく落語を聴いたことがない知人から、「寄席の鑑賞マナーとかってわからないんだよね」と聞きます。「着物で行かなければいけないの?」ですとか「事前に勉強しなければいけないの?」などと言われますがそんなことは全くありません。
他のお客様や出演者に迷惑をかけたりしなければ、堅苦しいルールなどはなく、とても自由な空間を楽しむことができます。まず服装は自由でOKです。普段着でお気軽にお楽しみいただけます。もちろん着物や和服で寄席を楽しむのもアリです!より一層和の雰囲気を味わうことができます。また、公演中の飲食も自由ですが、アルコール飲料は各寄席によって決まりがあり、禁酒となっている所もございます。
演芸の妨げとなりますので、公演中の携帯電話は音が鳴らないよう設定し、撮影や録音も禁止されていますのでご注意を!
またいわゆるホール落語はコンサートを楽しむような感覚で、その落語会ごとの決まりを順守して、落語では大いに笑ってもらえれば幸いです。
東京かわら版発行人井上健司 月島三丁目14-5 東京かわら版は西仲通り相田書店他で発売中
WRITER
井上 健司KENJI INOUE
コラム「演芸コラム」担当。月島3丁目に本社がある日本で唯一の演芸雑誌「東京かわら版」の二代目発行人。いろいろな視点で演芸を紹介している。おかげでつくつき読者の演芸ファンが急増して、山遊亭金太郎の襲名披露公演では多くの読者が参加した。