月島三丁目「東京かわら版」代表井上さん演芸コラム⑰
コラムcolumn

月島三丁目「東京かわら版」代表井上さん演芸コラム⑰
落語は生で見るのが一番なのですが、忙しくてなかなか見に行けなかったり、そもそも近くで寄席や落語会が開催されていないこともあります。
そういった場合でも様々な方法で演芸に触れることができます。
TV、ラジオの演芸番組を見たり聴いたり方法もありますし、最近では動画サイトなどで色々な動画をいつでも好きな時に好きな場所で楽しむこともできます。落語会によっては同時配信があってそれを購入してご自宅などでも気軽に見られます。特にコロナ禍において配信は大活躍でした。 落語は音だけでも楽しめるので、飛行機で演芸番組を楽しむ方も多く、「東京かわら版」でも「全日空寄席」「JAL名人会」の番組を掲載しております。
私がお勧めするのは運転中にCDで落語を楽しむ方法です。演目にもよりますが、ほとんどの落語は音だけでも十分に面白く、臨場感を味わえます。仕事で一人で運転することもあるので、その際には距離や時間に合わせて演目を選び、車内が落語会会場や寄席に早変わりします。
唯一の欠点は予定より早く目的地に着いたら、サゲまで駐車場で待機しなければいけないことです(笑)。
東京かわら版代表井上健司月島三丁目14-5西仲通り相田書店他で発売中
WRITER
井上 健司TAKESHI INOUE
コラム「演芸コラム」担当。月島3丁目に本社がある日本で唯一の演芸雑誌「東京かわら版」の二代目発行人。いろいろな視点で演芸を紹介している。おかげでつくつき読者の演芸ファンが急増して、山遊亭金太郎の襲名披露公演では多くの読者が参加した。