演芸コラム 2024.06.13

東京かわら版Vol.6:落語界の4団体

コラムcolumn

東京かわら版Vol.6:落語界の4団体

東京だけで5百人を超えるプロの噺家さんがいらっしゃいます。東京の落語界は主に4つの団体に分かれていてほとんどのプロの落語家さんはそのいずれかの団体に所属しているのです。
その4つとは、柳亭市馬師匠を会長とする落語協会、春風亭昇太師匠が会長の落語芸術協会、三遊亭円橘師匠が会長の五代目円楽一門会、土橋亭里う馬師匠が代表を務める落語立川流です。
最近「笑点」で話題になった立川晴の輔師匠の笑点メンバー入りですが、これをもって東京の4団体全てから笑点メンバーが選出されたことになります。因みに三遊亭好楽師匠と三遊亭小遊三師匠は亭号が同じですが、所属している流派は異なります。春風亭昇太師匠と春風亭一之輔師匠もそれぞれ異なった団体に所属しています。   どの師匠がどの団体に所属しているかが即座に分かるようになれば、皆さんもちょっとした落語通になれるのではないでしょうか。
それぞれどの団体に所属しているかは、先月のコラムでも紹介しました「東都寄席演芸家名鑑2023年版」をご覧いただくとよくわかりますのでぜひご覧ください。あ、また宣伝になってしまいましたね(笑)
東京かわら版」発行人 井上健司

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KENJI INOUE

コラム「演芸コラム」担当。月島3丁目に本社がある日本で唯一の演芸雑誌「東京かわら版」の二代目発行人。いろいろな視点で演芸を紹介している。おかげでつくつき読者の演芸ファンが急増して、山遊亭金太郎の襲名披露公演では多くの読者が参加した。

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