WEB版限定 ぶらり新川③ 越前堀薬局
コラムcolumn
『新川通信』①(隔月連載)
編集部員Jのご近所レポート
3面の編集を担当している城間が居住する新川地区の話題をお届け!
佃から中央大橋を渡り、新川2丁目へ。今では当たり前に思えるが、30年前にこの橋が開通するまで、佃と新川は隅田川に阻まれて遠かった。
便利になった今、改めて過去を偲び、架橋に伴う道幅拡張で様変わりした新川2丁目で店を営む「越前堀薬局」店主の犬伏洋夫さんに昔の話をお聴きした。
新川の旧地名・越前堀に薬局が開業したのは大正12年。その年、関東大震災で町じゅうの包帯や薬が不足し、その実需に応えて乾物屋だった初代が店の軒先で薬を扱ったのが始まりと。写真は創業当時の店舗。右隣にあったお店は区画整理で別地に移り、「越前堀薬局」が新川2丁目交差点角地になった。4代目の現店主(薬剤師)は、地域に根差した健康サポート認定薬局として、訪問医療にも力を注ぐ。「地域の健康に寄与する薬局でありたい」と。越前堀薬局(03-3551-9933)店頭で月1回管理栄養士による無料相談を実施。ぜひご利用を!