No.135 食中毒 カンピロバクター
暮らすlife
最近薬局で2名ほど鶏肉が原因による食中毒( カンピロバクター感染)の患者さんを見かけました。 BBQなど屋外では低温での保存も難しいのでしっかりと加熱処理 することが重要です。
今週は鶏肉による食中毒 カンピロバクターの対策についてまとめます。
カンピロバクターに感染した場合の主な症状は以下の通りです。 通常、感染後2~5日以内に症状が現れます。
1. **腹痛**
2. **下痢**:
3. **発熱**
4. **吐き気と嘔吐**
5. **全身の倦怠感**
6. **筋肉痛**:一部の患者では、 筋肉痛や頭痛を伴うこともあります。
カンピロバクターによる症状は通常、 1週間程度で自然に改善しますが、 脱水症状や重症化する場合もあるため、 特に症状がひどい場合や免疫力が低い人は、 医師の診察を受けることが推奨されます。また、まれにギラン・ バレー症候群と呼ばれる神経障害を引き起こすこともありますので 、注意が必要です。
対策
1. **十分に加熱する**: 鶏肉はサルモネラ菌やカンピロバクターなどの食中毒の原因菌を含 む可能性があります。中心部までしっかり加熱し、 内部温度が75度以上になるようにしましょう。
2. **生肉の取り扱いに注意**: 生の鶏肉を扱う際は、 他の食材や調理器具に触れないように注意します。 生肉を触った後は、手をしっかり洗いましょう。
3. **保存方法**: 生の鶏肉は冷蔵庫で保管し、できるだけ早く調理します。 長期保存する場合は冷凍し、 解凍する際も冷蔵庫内でゆっくりと解凍するのが安全です。
4. **消費期限を守る**: 消費期限を過ぎた鶏肉は食べないようにし、 新鮮な状態で食べるように心がけましょう。
5. **調理中の味見を避ける**: 調理中の鶏肉は完全に火が通る前に味見をしないようにします。
これらの点を守ることで、鶏肉を安全に楽しむことができます。