つくつき散歩草花日記11 金木犀
おでかけtrip
秋晴れの空の下、散歩が楽しくなる十月に入ると、心待ちするのが金木犀の香り。
佃・月島では公園や植栽の大木に金色の花がこんもり咲き、朝に夜に甘い香りが漂います。中国原産で江戸時代に渡来。雌雄株ですが、日本渡来は雄株だけで実を結ばず、挿木で増えました。
いまでは東北から九州まで庭や街路に広がっています。花茶は食欲増進、花酒は低血圧や不眠症に効くと言われ、
中国では花を酒に漬けた桂花陳酒が有名です。
WRITER
永井 春菜HARUNA NAGAI
コラム「まちかど植物観察日記」担当。野鳥と並んで街歩きで見つけた草花を紹介している人気コラム。街歩きで見つけるのは草花だけではなく、ホームページ限定で執筆しているグルメコラム「隣町へ夜 散歩」ではユニークな飲食店を紹介している。