つくつき散歩草花日記7 夏椿
おでかけtrip
一雨ごとに緑冴える六月。翡翠色の葉陰から透き通るような白花を咲かせるのが夏椿。 朝咲いて夕方に落ちる一日花は、諸行無常の時の流れを表す木として江戸の頃からお寺に植えられるようになったそうです。佃月島では隅田川の緑道やマンションの植栽に植えられています。仏様はインドの沙羅双樹の下で入滅されたのですが、その木に日本で例えられたのが夏椿。沙羅(しゃら)の木とも呼ばれ、京都の寺には三百歳の木もあるそうです。
永井さんが街歩きで見つけた植物草花の画像やいろいろな町情報を編集部に頂いています
WRITER
永井 春菜HARUNA NAGAI
コラム「まちかど植物観察日記」担当。野鳥と並んで街歩きで見つけた草花を紹介している人気コラム。街歩きで見つけるのは草花だけではなく、ホームページ限定で執筆しているグルメコラム「隣町へ夜 散歩」ではユニークな飲食店を紹介している。