まちかど植物観察日記 2025.01.29

つくつき散歩草花日記15 沈丁花

おでかけtrip

つくつき散歩草花日記15 沈丁花

寒さ極まる二月ですが、立春を過ぎると隅田川沿いの緑道や月島アイマークタワーの公開路地で沈丁花が爽やかな香りとともに白い花をほころばせ、春の足取りを感じます。梔子・金木犀とともに日本三大香木の一つですが、原産は中国南部(漢名は瑞香花)。室町時代までに渡来した日本では雌雄の雄株ばかりが挿木で増やされ庭や公園に植えられています。花は煎じて喉の痛みや歯痛、口内炎の漢方薬となりますが、樹皮や根・果実は有毒です。

WRITER

HARUNA NAGAI

コラム「まちかど植物観察日記」担当。野鳥と並んで街歩きで見つけた草花を紹介している人気コラム。街歩きで見つけるのは草花だけではなく、ホームページ限定で執筆しているグルメコラム「隣町へ夜 散歩」ではユニークな飲食店を紹介している。

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