街角植物観察日記⑥ヘクソカズラ 佃二丁目菅野さん
おでかけtrip
街角植物観察日記⑥ヘクソカズラ 佃二丁目菅野さん
夏の終わり頃になると、公共緑地では一斉に刈込・剪定作業が行われます。台風対策が大きな目的ですが、害虫が卵を産んだ枝や葉を取り除く効果もあります。その時、すごく臭い匂いが漂ってきて、思わず窓を閉めた覚えはありませんか?それはヘクソカズラと言うアカネ科ヘクソカズラ属の多年生蔓性植物を切った為の匂いです。傷をつけなければ、匂わないのですが・・・。それにしても、昔の人はこの様な恥ずかしげも無くおどろおどろしい名を付けたものですね!別名ヤイトバナともいいます。花を正面から見た時、ヤイト(お灸)の跡に似ているからといわれています。秋になり、茎も葉も枯れると、ニスを塗ったようなツヤツヤの丸い実が鈴生りに着いた蔓が残ります。これがクリスマスリースにピッタリの飾りになります。臭い草刈りの後は丸刈りにされて、サッパリすると共に、なにやら残念な気もします。