街角植物観察日記⑦ ニラの花 佃二丁目菅野さん
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街角植物観察日記⑦ ニラの花 佃二丁目菅野さん
天空のニラの花が咲きました。例年より遅い開花です。なんとユリ科なのです。ユリ科には他にラッキョウ、ニンニク、リュウノヒゲ等がありますが、あの美しいカサブランカを始めとする百合と同じ科とは、ビックリですよね。確かに、ラッキョウ、ニンニクの鱗茎(地下茎)や花の形はにていますが、ニラには鱗茎はありません。種のかたちもそれぞれ違います。分類とは不思議なところがありますね!ニラの花は直径6ミリ程の小さな六枚の花弁と6本の雄しべ、雌しべの下に子房がはっきりぷっくり見えています。こんな小さな花なのに、何処も手抜きしないでちゃんと正形にできています。線香花火を上向きに散らしたように咲く、散状花序といいます。ネギの仲間は皆この咲き方です。いっそネギ科を創れば良いのに。
蕾のうちに、指でボキッと折れる所から折り取り、サッと湯がいて、お浸しで良し、キャベツ、モヤシをサッと炒めて、火を止める間際にニラの蕾を振り入れても良し、美味しいです。葉より少し辛味が強く、花が開いてしまうとかたくなります。 私はたまたまニラの束の中に根付きのものが混ざっていたので、それを植えて5年経っています。毎年太って、株分けして増やしています。