街角植物観察日記⑪ 一年で最も寒い節分 佃二丁目菅野さん
おでかけtrip
街角植物観察日記⑪ 佃二丁目菅野さん 一年で最も寒い節分
一年で最も寒い節分前のこの時期、植物は霜と寒風に晒され、シモヤケのように赤くそまって冬枯れの景色に彩りを添えています。 東北では実をトンブリといって食し、立ち枯れた枝を庭箒にするコキアは、ピンクがかった赤紫。
背が低く葉の巾の広いオカメ南天は、金属のような照りのある赤色。正月飾りの枝物として生け花にも使われる昔ながらの南天は、少し茶色がかった赤色。
アジサイの花(実はガク)は濃紅色を呈しています。
コキアは一年草なので枯れて黄白色になってしまい、アジサイも花序ですので、いずれ色も抜けて枯れ落ちてしまいますが、南天はどちらも春になると、再びフラボノイド(葉緑素)が生成され緑色の葉になります。自然の不思議ですね。
今月の中頃には永代橋西詰めにオオカンザクラが咲きだすでしょう。花見がてらの、散歩に出掛けませんか?