まちかど植物観察日記 2019.03.11

街角植物観察日記⑫ 佃二丁目菅野さん ジンチョウゲの花

おでかけtrip

街角植物観察日記⑫ 佃二丁目菅野さん ジンチョウゲの花

街角植物観察日記⑫ ジンチョウゲの花 佃二丁目菅野さん

ジンチョウゲの花が香り高く咲き始めました。と始めたかったのですが、街中にあまりに植えられていない事にびっくりしました。昔は街路樹の下や、公園の植栽地の植え潰しとして、結構使った材です。公害に弱いのか、強い香りに近隣からのクレームか、あまり見られなくなりました。
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木雌雄異種で、室町時代に渡来したが、当時は雄木だけで雌木は渡って来なかった為、日本では結実は見られないと一部の植物辞典に書かれていました。
私は40年程前に靖国神社の春の例大祭で、父に買ってもらった小苗が10年程して結実しているのを発見。「実がついてる」と思っただけ。しかも覆輪種。挿木で増やしておかなかった事を後悔しています。実は直径6㎜、長さ1㎝程の赤い楕円形。花(じつは萼)は外側が紅紫色、内側が白が一般的ですが、白花種や葉の縁が黄白色になる覆輪種があります。卒業式のジンチョウゲの香り、入学式の桜吹雪は忘れ得ない思い出のビューティフルシーンです。
編集長の一言
沈丁花で漢字変換します。あの香りは春らしくて私は大好きです。なるほど卒業式の香りですか!では秋のキンモクセイは文化祭の香りですかね。季節を香りで感じられる余裕を持ちたいです。
来月号の街角観察日記も楽しみにしています。

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