街角植物観察日記45 佃2丁目菅野さん 「ユリ」
おでかけtrip
街角植物観察日記45 佃2丁目菅野さん 「ユリ」
季節は梅雨を前に暫しの落ち着きを見せています。木々の芽吹や、花々の研を競う勢いも一段落したかと思う中で、6月はユリの季節です。佃から新川に架かる中央大橋の北詰めを緑道に入る、入り口周辺にタカサゴユリの群落があります。
この花には申し訳ないのですが、ユリの仲間としては姿・花形・香り等一段落ちる様に思われますが、群落になると、なかなか壮観に見えます。そのせいか、昨年は咲き揃ったところを見つけた翌日には突然に丸刈りされてしまいました。多くの人達の目を楽しませるという公共心が育つのはまだまだ先の事なのでしょうか?
タカサゴユリはユリ科ユリ属で、切り花でも見るテッポウユリの亜種になります。同じ場所で何年も育てると突然枯れてしまいます。 必要な養分を消費しきって生きていけなくなるのか、嫌地(いやち)を起こすのかは判りませんが、種を飛ばし繁殖する力には目を見張るものがあります。