まちかど植物観察日記 2021.05.13

街角植物観察日記44  佃二丁目菅野さん 「ゲッケイジュ」

おでかけtrip

街角植物観察日記44  佃二丁目菅野さん 「ゲッケイジュ」

街角植物観察日記44  佃二丁目菅野さん 「ゲッケイジュ」
今年はウメもサクラも開花が早く、地球温暖化の現実を思い知らされます。
ゲッケイジュもしかり。例年4~5月にかけて黄白色の花を咲かせますが、今年は3月中半から咲きだしています。
クスノキ科の常緑高木で地中海沿岸原産の雌雄異株。日本では雌木は非常に希で、ほとんどが雄木と辞典に記載されています。
筆者の古い友人宅に大きな雌木があり、挿し木用に小枝をもらってはみるものの、今のところ失敗続きです。 乾燥した葉は香辛料としてローレル(ローリエ)の呼び名で知られていますね。また、葉の付いた枝を編んだ月桂冠は、勝者の印として贈られる事は広く知られるところです。 10月頃に結実し、その実から採れる油は希少で、化粧品や石鹸に使われていると聞いています。
下世話な考えですが、純粋オリーブ石鹸でもけっこう高価なのに、ゲッケイジュ石鹸ではどれ程の物かと、勝手に思い巡らしてしまいます。

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