街角植物観察日記41 佃二丁目菅野さん 「冬の花」
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街角植物観察日記41 佃二丁目菅野さん 「冬の花」
佃二丁目に門被りの松ならぬビワのお宅があります。昨年かなり剪定されたので、門被りには少々小振りになってしまいましたが、今年も花をつけています。 なんとバラ科です。常緑高木で、初夏に瑞々しい実を付けるあの樹は今頃花を咲かせます。 開花が11月から2月、結実は5・6月で約半年もかかります。同じバラ科でもイチゴの様に、開花するそばから結実するもある事から思うとずいぶん時間がかかるものです。
学生時代植物学の授業で、「ビワは人の泣き声が好きなので、家庭には植えるものではない」と本で読んだことがありましたが、「これは樹冠が大きく広がり庭を覆ってしまい、キクやボタンを枯らすためでしょう」との教授の言葉を思い出します。
民間薬で、ビワの葉は無水のアルコールに暫く漬け込み、湿布薬として、捻挫や骨折の治療に使われました。 我が家でも運動部の兄や弟のために常に作っていましたが、アルコールに被れる方にはお薦めできません。