幕末中央区 2024.04.09

好美の幕末中央区52 鉄砲洲稲荷神社

コラムcolumn

好美の幕末中央区52 鉄砲洲稲荷神社

先月はお休み失礼しました。さあ、早速続き。
鉄砲洲通りをはじめ今もこの名前が残っていますね。その一つ、鉄砲洲稲荷神社。広重の名所江戸百景の「鉄砲洲稲荷橋湊神社」と「江戸名所図会」に描かれています。鉄砲洲稲荷神社には富士山を模した富士塚が築かれ、当時はここから富士を望むことができたそうです。鉄砲洲の港には各地からの廻船が入港したことから、船乗人の海上守護の神として信仰を集めました。明治になってから百メートルほど南西に移転しその後も移転があり現在は八丁堀駅から徒歩5分のところにあります。今も昔も富士山を眺め感動する心は変わりません。

WRITER

YOSHIMI SOFUE

コラム「幕末中央区」担当。声と身体を使った表現分野で活動している講師陣による団体「ココラボ」の代表。つくつきが開催したR65ミュージカルの作詞作曲演出を担当。鬼の演出家で出演者のシニアをビビらせた。幕末大好きのお母さんです。

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