好美の幕末中央区16 シーボルト胸像
コラムcolumn
佃月島新聞のサポーター企業Cheers㈱の役員でもある好美さんの連載コラムです。
築地あかつき公園
シーボルト胸像
フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト(1796~1866)は、オランダの商館医員として文政六年(1823)来日、江戸の高野長英など蘭学者に蘭学医学を指導し大きな影響を与えた。しかし、日本地図を海外に持ち出したシーボルト事件が発生し、日本から追放された。後に安政六年(1859)幕府顧問として再来日したが、まもなく帰国しミュンヘンで没した。実はドイツ人だったとのこと。
江戸蘭学発祥の地であり、彼が長崎でもうけた娘、いねが築地に産院を開業したことや、明治初期から中期にかけて外国人居留地が設けられていたことから、ここに彼の胸像が建てられた。