東京かわら版代表井上さん演芸コラム28 寄席文字
コラムcolumn

月島三丁目「東京かわら版」
代表井上さん演芸コラム28
今月は「寄席文字」に触れてみたいと思います。 実際の寄席文字を見るとそのインパクトの高さから、記憶に残るのではないかと思います。「笑点」の文字をイメージしていただくと分かりやすいかと思います。
寄席の看板や、高座にある「めくり」(演者さんの名前が書かれた大きな紙)に書かれている大きくて、空白の少ない文字。それが寄席文字です。
多くのお客様が寄席に集まってもらい、ぎゅうぎゅうの大入になるようにと、文字を詰まり気味に書き、そして隙間が最小限になるよう(空席がなくなるよう)に書かれています。そしてこれも縁起を担ぐため、右肩上がりになるように書かれています。
昭和40年に橘右近師匠が寄席文字の家元となり、多くの後継者を育て上げました。現在「橘流寄席文字一門」の皆さんが各所でご活躍されています。
「東京かわら版」の題字は橘右橘師匠によるもので、かれこれずっとお世話になっております。月島に移転してきた際に、お祝いで弊社の看板も書いてくださいました!是非実物をご覧にいらしてください。因みに鰻のチェーン店「宇奈とと」の文字も右橘師匠によるものです。

