東京かわら版代表井上さん演芸コラム24 大喜利
コラムcolumn

月島三丁目「東京かわら版」
代表井上さん演芸コラム24 今月は「大喜利」について筆を走らせたいと思います。まず大喜利と聞くと、日曜日夕方に日本テレビで放送されているあの番組の、うまいことを言ったら座布団をもらえるあれを想像するのではないでしょうか。
大喜利の語源は歌舞伎の「大切(おおぎり)」に由来すると言われています。歌舞伎の2部構成のうち、1部の最終演目を「大詰め」と呼び、2部の最終演目を「大切」と言いました。この「大切」にちなんで、寄席においてもその日の最後に行う「お客様も喜び、演者も利を得る=喜利」という当て字を使い、「大喜利」となったと言われています。
今でも寄席興行で主任が落語をやった後に、大喜利が披露されるケースも多々あります。
「二人羽織」「芝居」「謎かけ」「茶番」など様々な種類があり、大喜利がある際には大抵事前にどんな種類の大喜利が披露されるか告知されて、分かるようになっています。つまりあの番組の大喜利は「とんち」や「謎かけ」であり、大喜利の一種なのですね。
寄席で大喜利が披露される際に、常に座布団が大量にあるわけではないことを覚えておいていただければ、あなたも演芸通ですね!

