演芸コラム 2024.01.13

東京かわら版Vol.1:はじめていく演芸場

コラムcolumn

東京かわら版Vol.1:はじめていく演芸場

昭和の時代に佃月島には二つの演芸場がありました。住吉演芸場が佃一丁目に、月島演芸場は西仲通り月島温泉隣に、落語や講談、浪曲、大衆演劇が上演され大いに賑わっていたそうです。
そんな月島に日本で唯一の演芸専門誌創刊満50年を迎える「東京かわら版」(西仲通り相田書店で発売中)の編集室が築地から引越ししてきました。
創業者二代目社長の井上健司様に演芸に関するコラムを連載していただきます。
「はじめていく演芸場」
都内には上野の鈴本演芸場、浅草の浅草演芸ホール、新宿の末廣亭、池袋の池袋演芸場という毎日演芸を楽しむことができる寄席といわれる小屋がございます。ところで「寄席」の読み方はヨセキ?ヨリセキ?正解はヨセです。
江戸時代半ばごろ、講談や落語が開催される演芸場を「講釈場」「寄せ場」と呼ばれるようになったことが寄席の成り立ちといわれております。
現在都内の寄席興行は1~10日を「上席」、11~20日を「中席」、21~30日を「下席」と呼び、それぞれに「昼の部」と「夜の部」がございます。 では31日の名称は?その解説はまた来月…
東京かわら版」発行人 井上健司

 

WRITER

KENJI INOUE

コラム「演芸コラム」担当。月島3丁目に本社がある日本で唯一の演芸雑誌「東京かわら版」の二代目発行人。いろいろな視点で演芸を紹介している。おかげでつくつき読者の演芸ファンが急増して、山遊亭金太郎の襲名披露公演では多くの読者が参加した。

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