フレンド薬局通信 2024年08月

NO.128 せきのメカニズムと対策

暮らすlife

今月はせきのメカニズムと対策についてです。
空気の通り道である気道の粘膜にはせき受容体というセンサーがあります。

気道に異物が侵入すると、その情報がせき受容体から脳に伝わり、せき中枢から「せきをして異物を排出しろ」と指令が送られる仕組みです。
呼吸器を守るために重要な働きだがせき受容体が病気の影響で敏感になると、ちょっとした刺激でもせきが出るようになります。
せきが出にくくするには生活改善も有効です。乾燥はノドの刺激になるので、こまめに水を飲む。保湿作用とせきの原因となる痰を出しやすくする成分が含まれるハチミツを、飲み物に溶かして飲むこともお勧めです。急に冷気を吸い込んでせきが出る場合はマスクを着用したい。就寝時のせきは横向きで寝て気道を楽にすることが勧められる場合もある。

せきは直ちに命にかかわる症状ではないため「たかがせき」と我慢する人も多いが、長期化すると厄介です、早めに受診をお勧めします。

 

 

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