フレンド薬局通信 2024年07月

NO.125 カフェインの取りすぎはどこからか?

暮らすlife

カフェインの取りすぎはどこからか?
第一弾~カフェインとは~
日常で接種することの多いカフェイン。過剰に摂取すると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害出る恐れがあるとされカフェイン接種に関して国際機関などにおいて注意喚起がなされています。そんなカフェインはどこからがとりすぎなのでしょうか?
カフェインを多く含むものは紅茶やココア、コーラ飲料などで代表的なコーヒーにはこれらの約2倍のカフェインが含まれています。コーヒー200mlあたり約120mg、エナジードリンクの「レッドブル」1缶250mlには80mgのカフェインが含まれるとされています。
そもそもカフェインとは何か?
コーヒー、茶、カカオ、ガラナなどの葉、茎、果実、豆に由来するカフェインは世界で最も広く使われている中枢神経刺激薬です。
カフェインは、血流にすばやく吸収されて中枢神経系に影響を及ぼす。この作用の一部は、脳と体のあちこちにある「アデノシン受容体」と結合することによって起こる。アデノシンは、睡眠を促し、体に疲労を感じさせるのに重要な役割を担う物質だ。覚醒中にアデノシンの量が増えると、受容体と結びついて眠気を引き起こす。
しかし、カフェインの分子はアデノシンとよく似ているため、カフェインが代わりに受容体に結合し、アデノシンの結合が妨げられる。そのせいで眠気の信号が出されなければ、人は目を覚ました状態を保つことになる。
カフェインはまた、興奮やストレス、不安といった感情に関係するホルモンであるコルチゾールとアドレナリンの血中濃度を上昇させることが、研究で示されている。
次週第2弾としてカフェインの利点と摂取目安についてです。

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