No.116 歩く速さと健康
暮らすlife
近年歩く速さは体温、血圧、脈拍、呼吸数、酸素飽和度などと並ぶ第6のバイタルサインとして注目されるようになっています。
なぜ注目されているのか、それは健康や死亡リスクとの関連が示唆されているからです。歩行は非常に単純な行為に見えますが実はとても複雑。人間は生まれて一年ほどしないと歩くことできません。未熟な状態で生まれてくるのも理由の一つですが、人間の重心は足から約55%の位置にあるため、視覚や筋肉、種々の感覚器が発達し無意識にバランスを保ち歩くことができます。 高齢化によりそれらの機能が落ちてくると歩行速度などにも影響が出てくるため健康や死亡リスクとの関連が示唆されているのだと思います(はっきりした理由はまだわかっていません)。
歩く速さを維持するためにはやはり歩くこと、動くことをやめないことです。以前健康寿命のために6000歩以上のウォーキングが良いことを伝えました、例えば6000歩を毎日歩くこと、激しい運動の必要はありません、習慣化し続けてみませんか?
今週も頑張りましょう!