No.113 肺炎球菌ワクチン
暮らすlife
以前高齢者で予防すべきものとして帯状疱疹について書きましたが肺炎も予防できる疾患の一つです。
現在日本人の死因の5位となっている「肺炎」 、そのうち98%が65歳以上となっており65歳を過ぎると肺炎による死亡率は急激に上昇します。
肺炎の原因はウイルスや細菌など様々ですが、肺炎球菌という菌が原因で肺炎を起こすケースは非常に多いです。その肺炎球菌に対するワクチンは日本でも2014年に承認され、予防接種法に基づく制度として始まっており65歳以上の方を対象に5歳ごとの定期接種が推奨されています。 1回の接種で費用は4000円、予防の効果としては肺炎の発症を63.8%抑えることができたというデータがあります。ワクチンの効果は日ごとに減少していきますが定期接種することで初回接種と同等の免疫を獲得できることがわかっています。 65歳を過ぎたら接種検討しましょう!詳しくはかかりつけ医や薬局でご相談ください。