No.108 良薬は口に良し?
暮らすlife
良薬口に苦しは皆さん聞いたことがあると思います。良い薬は苦くて飲みにくいが効果は高いこと。または過ちを指摘しいさめてくれる言葉はすぐには受け入れ難いが本人のためにはなることの例えとして用いられます。最近の薬はカプセルや味をコーティングしたものなども多く主成分は大変不味くても飲みやすく工夫されているので良薬口に苦しはピンとこないかもしれません。
薬の飲みやすさの工夫に力を入れているのがジェネリックメーカーです。ジェネリック医薬品は特許の切れた薬を有効成分の種類・量、用法用量、効能効果が同一である事をPMDAという独立行政法人が審査し厚労省が承認します先ほどあげたように有効成分などはもちろん先発品と同一でなければなりませんが、薬の剤形(カプセルか錠剤か粉かなど)や見た目、色、添加剤、味などは変えることができます
小さいお子さんの薬では抗生剤など苦くて飲みにくいものも多く、ジェネリックの方が飲みやすく工夫されていたりするので薬局からもお勧めすることがあります
また大人が服用する薬でも錠剤が大きく飲みづらいものは水に触れると薬の表面がゲル化しツルツルと喉を通りやすく工夫されているものもあります。 何気なく口にする薬の一粒には最先端の技術と薬を飲みやすくしようという想いが込められているのです。