No.97 RSウイルス
暮らすlife
RSウイルスは誰もがかかる”カゼ”の原因ウイルスとして知られ、乳幼児は2歳までに100%感染すると言われる呼吸器の感染症です。
ほとんどが発熱や咳、鼻水など軽症で済みますが、早産やダウン症児、その他免疫力の低下した乳幼児で気管支炎や肺炎が重症化し入院に至るケースもあります。
重症化リスクの高い乳幼児では重症化を抑える月一回の注射もあるので医師に相談してみてください。
また乳幼児だけではなく高齢者も肺炎などを起こし重症化しやすい。
近年こうした重症化リスクの高いウイルスのワクチン開発が進んでおり、60歳以上を対象としたRSウイルスワクチンが欧米で世界で初めて承認されました。また高齢者だけでなく妊婦がワクチン接種することで産後乳幼児の重症化リスクを減らしたデータも出ており今後の展開に期待です。