フレンド薬局通信 2023年09月

No. 95 塩分摂取量を減らす 

暮らすlife

塩分摂取量が多いと高血圧になりやすく、脳卒中・心臓病の確率が上がるので日頃から気をつけたい。日本では日本高血圧学会が1日の塩分摂取量を6g未満を推奨している。しかし日本人の実際の摂取量は約10gと言われています。減塩のポイントを以下に列挙します。

  • 麺類の汁はのこす
  • 新鮮な食材を使う
  • 味噌汁は具沢山にする
  • 食塩や味噌、醤油などの調味料をむやみに使わない
  • こしょうや生姜、七味、山椒、薬味類をうまく利用する
  • 酸味のあるものも、レモンや酢などを使うと塩分控えめでも美味しくなります
  • 塩分の排出を促すカリウムを多く含む食材を摂取する(ほうれん草などの緑黄色野菜、果物、海藻、豆類、芋類などなど)
  • 減塩の商品を選ぶ

まずはこのポイントを意識してみると良いと思います。ただこれで十分というわけではありません。家庭内でとる塩分は、約3割が手料理時の醤油や食塩などの調味料由来、残りの7割がパンや惣菜、冷凍食品、ハム、干物などの加工食品からだ。加工食品に含まれる「見えない塩分」にも気をつける必要があります。加工食品では栄養表示に記載されている塩分量を確認する癖をつけましょう。ナトリウムNa量で表示されている場合もある、食塩相当量(g)=Na量(g)×2.54 で計算できるので覚えておくと良いです。

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