No.89 飛蚊症
暮らすlife
視界に黒いゴミのようなものや糸くずのようなものが飛んでいるように見える。形や大きさはさまざまで瞬きや目を動かすことで飛んでいるものが動きます。このような症状を飛蚊症とよび、高齢者に多いですが20代の若者でも発症することがあります。
原因は目の中の硝子体と呼ばれる部分にあります。硝子体は無色透明なやや硬いゼリー状で、眼球の形を保つと同時に入ってきた光を屈折させる役割を持っています。
この硝子体が年齢と共に変化し濁りやシワができることで飛蚊症を発症します。若者でも他の病気が原因で飛蚊症を発症することがあり注意が必要です。代表的なものに網膜剥離があり、初期症状として飛蚊症が現れることがあります。網膜は屈折した光が集まる部位であり、網膜が剥がれることで飛蚊症が現れることがある。進行すると失明にもつながるので早めから治療したい。高齢の場合ほとんどが加齢による生理的な飛蚊症だが、最近急激な飛蚊症の悪化などがある人は一度受診してみてもいいかもしれないです。