No.88 花粉症の「減感作療法 」
暮らすlife
今週は最近使用する人も増えてきた花粉症の「減感作療法」についてです。日本人の4-5割がかかっていると言われるスギ花粉症、戦後に植林されたスギは森林面積の2割弱、国土の1割強をスギの人工林が占め2月から春にかけて大量のスギ花粉が飛散する。
治療はかゆみや鼻水などを抑える内服薬や点鼻薬などを使用するが対症療法でしかない。そこで近年では体質を改善する減感作療法と呼ばれる治療を選択する方も増えてきました。少量のスギ花粉を毎日体に取り入れ、体に慣れさせる治療です。服用開始1-2ヶ月で効果が出始め2-3年継続することでその後数年間効果が持続すると言われています。
フレンド薬局の減感作療法をしている方は抗アレルギー薬などを使用せず今シーズンの花粉ピークを乗り越えられた方もいます。人によって効果に個人差はありますが毎年苦しんでいる方は試してみてはいかがでしょうか。
また国内にはスギが植生していない「避粉地」もあります。沖縄や北海道はほぼ全域でスギやヒノキが植生しておらず花粉症で悩んでいる方は最高の土地と言えるでしょう。関東では標高1200mにある観光地、群馬県の草津温泉、標高1000m以下でしか植生しないスギは生息しておらず都心に近い避粉地です。