まちかど植物観察日記 2019.06.11

街角植物観察日記⑮サンショウバラ 佃二丁目菅野さん

おでかけtrip

街角植物観察日記⑮サンショウバラ 佃二丁目菅野さん

街角植物観察日記⑮サンショウバラ 佃二丁目菅野さん

いよいよ六月バラの季節になります。街のあちらこちらで、バラ愛好家の丹精込めた鉢植えのバラをみかけます。チュウレンジバチが卵を産みに来たり、ウドンコ病、黒点病、煤病等々、手の掛かる植物ですが、どの家の花も綺麗に咲いて研を競っています。
バラには剣弁と丸弁と言う二種類の花びらの形があります。1867年以前の花は野生種に近い花型でオールドローズと呼ばれ、ほとんどがハート型の丸弁の物、1867年以降に改良技術が進み作出された物をモダンローズと呼び、剣弁の物が作られています 。野生種とオールドローズは春だけに咲く一季咲きですが、モダンローズは春夏秋のスリーシーズンに咲きますが四季咲きと言います。
10年位前からは地球温暖化のせいか、冬にも花を着けている木を見かけますよね。明石町の公園にサンショウバラという種のバラが植えられています。バラの葉は奇数羽状複葉と言って、先端に1枚その下に、2~4対計5~7枚の小葉が着いていますが、この種は名前の通り、小葉がサンショウの葉の様に一杯ついています。野生種のサンショウバラは高さ1・5mに立ち上がり、花色はピンクが主ですが、ここのは白色で、地表を覆う様な生育をしています。
園芸店ではあまり見かけない種類ですので、散歩がてら佃大橋を渡って見に行ってはいかがでしょうか。

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