フレンド薬局通信 2024年07月

No. 124 弁当による食中毒の予防

暮らすlife

日本の文化、お弁当。公園など外で食べるお弁当は格別ですよね。けれど、お弁当は、作ってからすぐに食べられる家での食事より食中毒の危険性が高まります。幼稚園や学校へ通うお子さんのためにお弁当を作っている方も必見!お弁当の食中毒予防ポイントをお伝えします。

お弁当を食べるまでの時間

お弁当は、作ってから食べるまでに時間がかかります。細菌が付いていた場合、温かい状態で放置される時間があると、細菌が増える時間ができて、食中毒を起こす可能性が高くなります。 つまり、お弁当を作る際には、「細菌をつけない」、「細菌を増やさない」、「細菌をやっつける」を徹底する必要があります。
お弁当による食中毒の主な原因物質
黄色ブドウ球菌 素手で握ることで、オニギリに黄色ブドウ球菌が付着して、食中毒が起きています。
ウェルシュ菌 煮込み料理で増殖したウェルシュ菌による食中毒が起きています。

お弁当の食中毒予防ポイント

作業前の準備
作業前に手を洗う
作業前には正しい方法で手を洗います
食中毒の危険性が低い食材を選ぶ
生野菜など未加熱の食材は、細菌が付着していた場合、細菌を殺菌することができません。極力、生野菜は使わないようにします。

調理中

食材はよく加熱する 食材は、中心部までよく加熱します。
食材には直接触れない 食材を詰める際は、菜箸や使い捨て手袋を使用して、食材には直接触れないようにします。
冷ましてから詰める
熱いまま弁当箱に詰めてしまうと、お弁当箱に水滴が付いたり、温かい状態が続いたりして、細菌が増えやすくなります。冷ましてから、弁当箱に詰めます。

調理後食べるまで

冷やして持ち運ぶ 食べるまでは、保冷剤をつけて持ち運びます。 なるべく早めに食べる 保管時間が長くならないように、なるべく早めに食べます。
食べ残しは捨てる
食べ残してしまった場合は、迷わずに捨てます。

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