No.110 ウォーキングと寿命
暮らすlife
今週はウォーキングと寿命について 健康維持や体力維持のためにウォーキングを取り入れている高齢者は多いと思います。 歩数の目安として1日1万歩を目標としている人も薬局にいらっしゃいます。ただどれくらい歩けば良いのか?1万歩は正しいのかと言われると疑問です。
最近の研究で65歳以上の方で1日5000歩未満しか歩いていない方が歩く量を1日1000歩増やすことで死亡リスクが23%低下したと言うデータがあります。これは10ヶ月程度寿命を伸ばすことになります。 では歩けば歩くほど寿命が延びるかというとそうでもありません。国内外の論文を見ますと6000-8000歩で効果が頭打ちになると言われています。健康のためのウォーキングとしての目標は1万歩は目指さなくても良さそうです。1万歩歩くのなかなか大変ですよね。ちなみに筆者の一年間の平均歩数は9365歩でした。スマホやスマートウォッチで簡単に歩数が計測できる時代なので確認してみてはいかがでしょうか。