No.82 骨粗しょう症
暮らすlife
今週は疾患紹介シリーズで『骨粗しょう症』についてです。
漢字で書くと『骨粗鬆症』、文字通り骨が粗く鬆(スと読み、中心に多数の穴が空いた状態を指す)の状態になる疾患です。
自覚症状がないため骨折して初めてわかるケースが多く、また女性に多い疾患です。あまり知られていませんが骨は皮膚などと同様に新陳代謝を繰り返しており古くなった骨を破壊し、新しい骨に置き換える作業を常にしており、大体3~5年で全身の骨が入れ替わるといわれています。
閉経前後の女性に多いのはエストロゲンというホルモンが骨の新陳代謝のバランスを正常に保つ役割をしており加齢とともにエストロゲンが減ってくると骨の新陳代謝がうまくいかず骨粗鬆症になる方が多いのです。
予防としてまずは食事と運動が大切です。骨の主成分であるカルシウムやたんぱく質、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、骨の代謝を助けるマグネシウムなどをバランスよくとることが重要です。
運動は骨を刺激を与える運動として歩いたり、できなければ かかと落とし という簡単にできる運動もあります。